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今日から少し暖かくなっては来たけどまだまだ寒いです
気がついてみると3月も残り1日
作品展までも残りわずか
それに30代も残り1週間を切ってしまった
長いようであっという間・・・
大切に生きないとな


先日の日曜日に榴ヶ岡公園にある仙台市歴史民族資料館で開催されてた
職人技サミットに行ってきました
このようなイベントは春休みの子供向け的な物が多いので
これもそんな感じだろうと思っていたのだが

これがこれが真剣そのものの職人技を見せてくれるという

今回は表具の実演を見てきたのですが
13:30~16:00までの間に一つの掛け軸を完成させるという実演
軽い感じで行ったものでそんなに長いのか~と思ったのだが
いろいろ説明を聞いてるうちにちょっと楽しそうじゃないのと

表具、掛け軸
今の暮らしからはかなり遠い存在
お寺さんやお茶でもやってなければそうそう目にはしないですよね
どう作られててとかなんかはさっぱり分からない

それが今回の実演で裏の裏まで知る事が出来た
こんなすばらしいイベントはもっともっとあってもいいし
もっと知られるべきだし、知ってほしい!!

今回は表具だけを見たのだが他の物も機会があれば見てみたいと思う
同じく作る側の人間としてとても勉強になったしいい刺激になった

作る時もそうだが生徒さんに指導する時も本物を伝える
趣味なんだからこれぐらいでいいんじゃないだろうかと思う時もある

でも基礎無くしてはそのとき良くてもたまたまで終わると思うから
糸巻き一つと思わずにね
一つ一つが丁寧にきれいになされていれば仕上がりは見なくても分かる
だからこそ一つのことがおろそかにならないように教え見守らなければと


今回、表具を見たのでちょっと真行草について調べてみた
書道、茶道、日本建築、掛け軸などに使われる言葉だが
書で言うと、真は楷書、行書、草書となりだんだんと崩して自由になっていくが
最初から草書は書けないし、読めないように
楷書がきれいにきちんと書けないと次ぎには進めない
自分は楷書すらまともに書けないが(笑)

日本建築なども調べていて面白かった
今までお寺などを見ていてもすごい作りだな~とかくらいしか見ていなかったが
真の床の作り方から草の侘び寂び的な作り方まで
これからは勉強してから見てみたいと思う
やはり千利休などが作り出した侘び寂びの世界感はなかなか難しい
この独特の世界観が秀吉の逆鱗をかったんでしょうね
今でこそそれが普通になってるから面白いもんです

歴史などもこのように別な方から見てみるのもまた面白い見方ができそうです
自分が今ここにいるのも父母がいたからですが
そのまた昔までさかのぼれば上杉が負けたからやら
最終的には徳川について上杉家が残ったからとか
考えればきりがないですが
こんなきりがないのが歴史でもあるし
きりがないのが職人技でもあるのかな
とことんまで追求して追求して・・・・・追い求めて!!
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